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先日　東京両国で行われた

「長屋」

を観てくださった方(私のヨガの先生)からのご感想です

 

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前回の【脱出】では、エネルギーが降り注いでくるほどの存在感だった由紀子さんですが

 

今回は存在感がまるでない。

いや、ある意味〖長屋の住人〗としての存在感でしかない。

 

由紀子さんじゃなくて、長屋の女。そのものになってました。

 

ヴェーダで言う〖Tat Tvan Asi〗汝はそれなり。

 

悟りの境地です。

 

ダンサーの方一人一人の肉体と表情の表現力に魅了されました。

 

旦那様の大前さんが出てきた時は正直『こんな凄い方、大先生が私のレッスンに来てくださったのか…💦』と、《知らぬが仏》とはまさにこの事だ、今更ながら恐縮しました。

 

最後にMy Wayがかかり総出演の中、

80歳の青木先生(ダンサーの皆様の先生)が前回の作品【脱出】を彷彿とさせるシーンがあり

 

その1時間強の舞台の中で〖人生とは生き方〗なんだ。

 

と実感しました。

 

私は沢山の人の人生と触れあわせて頂きました。

1人として同じ人はいませんでした。

比較競争しながらも、【どの様に生きている】か？

 

で、その人の存在の価値が決まっていく。

 

私の同級生は新婚で、やっと赤ちゃんが生まれましたが、同級生は1型糖尿病になってしまい、一生インスリンをスポーツバッグ一杯に抱え取りに行く生活となりました。なのにラーメンが好きで今も食べまくっています。

 

本人は望んでそうなっているか？はわかりませんが彼の生き様です。

 

それを人は堕落と呼ぶのか？

 

けれど、青木さんの前作の〖脱出〗は、まるで産道から墓場まで、もがきながらも道を進み光を見出だし

 

『これで良いのだ』と

 

今作の【長屋】は、長屋の中で起きている〖お金〗にまつわる人間の欲、弱さ、やっと稼いだお金を母と分かち合おうとする娘の優しい心、皆で探そうとする様。

 

まさに「THE人間」を見事に描いていたと感じ

 

〖脱出〗【長屋】が二部作だったかのような感覚すら憶えます。

 

人は必死に何かを探している最中、見つからないと、一体何を探しているのか？何処にいるのか？そもそも探す必要があるのかわからなくなり

 

本来の目的を見失いますが

 

大切なものは胸のポケットと言う本当に近いところにあるのだよ、と教えられた気がしました。

 

相変わらず、気付いても感動も喜びもない私の状態ですが

 

大満足したことは間違いないです。

 

@高橋(大前)由紀子 さん

素晴らしい舞台を作り上げてくださり、踊りきってくださり、ありがとうございました✨

 

ちなみに、由紀子さんのエンドロールで

 

『由紀子先生ーーーー』 と言う黄色い声が響いた時、嬉しかったです❤️

 

 

 

 

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